小村寿太郎侯は、現日南市飫肥に生まれ、藩校振徳堂に学んだ。15歳のときに藩命により長崎で学 んだ後、東京大学の前身大学南校に進んだ。その後文部省留学生11名の中に選ばれ、米国ハーバー ド大学で学んだ。帰国後、外務省翻訳局長や駐清代理公使等の要職を経て、外務大臣となり、190 2年日英同盟の締結に尽力した。1904年に日露戦争が起こったが、翌年ポーツマス条約を締結 し、日露戦争を終結させた。外務大臣には2度就任し、各国との条約改正に努めた。この写真帖は、 「昭和38年度第17回読書週間記念行事 小村寿太郎展」に特別出品された写真帖の複製である。 実物は、貴重資料として外務省に保管されている。これは、その一巻目で生誕地から主にポーツマス 会議の様子までが収録されている